猫の譲渡会はどこで行われているの?譲渡の流れや条件は?

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近年譲渡会でペットをお迎えする人が増えています。我が家も譲渡会での迎え入れです(*^-^*)
譲渡会で猫を家族にとお考えの方のために自身の経験から譲渡会の様子やステイ期間~正式譲渡まで説明させて頂きます^^

譲渡会はどこでやってるの?

例えば「○○市 譲渡会」と検索すると、地域で活動しているボランティア団体やNPO法人が開催している譲渡会に関する情報が出てきます。

譲渡会の場所は、動物病院やペット用品店、保護活動に協賛しているカフェや雑貨屋、中には保護団体のスタッフさんの自宅で行われていたりと本当に色々な場所で行われています。

予約は必要?

譲渡会の会場によっては完全予約制の場所もありますが予約不要の会場もあります。
会場や運営団体によって違いますのでWEBサイトで確認したり、電話で問い合わせるなど確認してから行きましょう。

中でも、夏休み・特に7月末~8月中旬が一番混雑する傾向にあるそうです。我が家もこの時期でした(/ω\)春に産まれた猫が譲渡会デビューをするため子猫が多いシーズンでもあり、この時期のだけ予約制の場合もあります。
ミルク
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次は大事な譲渡の条件だよ!

譲渡条件について

譲渡の条件は運営している保護団体で異なると思いますので、ここでは私が参加した譲渡会での条件をご紹介します。

(私が参加した)譲渡の条件はこちら!

時期が来たら避妊・去勢手術をすること

猫ちゃんは体が成熟してくると発情し、パートナーを求めて大きな声で鳴いたり、外に出ようとします。その鳴き声でご近所トラブルになったり、外に出てしまうと他の猫と子どもを作ってしまい保護の対象になる猫が増えてしまいます。しかも帰ってくるかも分かりません。避妊・去勢を行わないのは猫ちゃんにとっても飼い主さんにとってもリスクが大きいです><

そもそも保護猫とはその名の通り保護された猫です。保護の対象になるような猫はいない方が良いに決まっています!それを減らすためにボランティア団体やNPO法人があるのです!

「うちは室内で飼うから大丈夫。」と思っていても、飼い主は人間だし猫ちゃんも置物ではないので自由に動きます。少しのミスで猫ちゃんが外に出てしまう可能性は十分にあります!

保護の対象となる猫を減らすためにも避妊・去勢手術は行いましょう。

定期的なワクチン接種をすること

猫ちゃんの感染症を予防するためにはワクチン接種が定期的に必要です。

ワクチンを打ったら絶対に感染症にならないというわけではありませんが、感染を防ぐとともに、もし感染してしまっても症状を抑える効果が期待できます。譲渡後はワクチン接種の証明書の提示を条件とする保護団体が多いと思います。

ワクチンに関する詳しい記事もありますのでぜひ読んでみてください(*’ω’*)

完全室内飼いとすること

猫ちゃんを外で飼うことのリスクはたくさんあるため、完全室内飼いを条件とする保護団体はとても多いと思います。

猫ちゃんを外で飼うと、事故にあったり、他の猫とケンカしてけがをしたり、暑さ寒さによって脱水や風邪などの病気にかかったり、虫や他の動物から病気がうつるなど、リスクがたくさんあります。

猫ちゃんにとってのリスクを減らすためにも個人的には完全室内飼いをおすすめします。

賃貸ならペット飼育可な物件である証明をすること

これは当然ですよね。ペット禁止の物件なのに猫ちゃんを迎えてしまうと、大家さんや近隣の方に怒られて、部屋を退去するか猫ちゃんを家から出すかの2択を迫られるでしょう。これで猫を放棄されてはなんのための譲渡か分からないですもんね。

譲渡する猫にこれまでかかった医療費の一部を負担すること

保護された猫ちゃんは、まず病院に行って病気をしていないか、ケガをしていないか検査をします。その後も譲渡されるまでは風邪をひいたりケガをしたら保護団体のスタッフさんが病院に連れて行ってくれていますが当然病院でお金がかかっているのでその一部を飼い主さんとなる方が負担するわけですね。ですので猫ちゃんによって負担額が変わります。譲渡会によっては一律の金額になっているところもあるので実際に譲渡を受ける保護団体ではどうなっているか、事前に確認しましょう。

ちなみに・・・医療費の一部負担っていくらくらいかというと、保護時に風邪を引いていた→今生後5か月の場合は1万円程度だったり、去勢済や保護時の状態が良くなく手術や通院・投薬があると5万円ほどの場合もあるようです。また一部負担ではなく避妊・去勢前なら5千~1万円・避妊・去勢済は1~2万円などの譲渡会もあります。猫ちゃんや譲渡会によっても違いますし、かかった病院によっても変わると思いますので素直にスタッフさんに聞きましょう(*´ω`)

また、譲渡条件ではありませんが、私が参加した所では他にも、主に生計を立てている人が一緒に譲渡会に来なければステイ期間に入れないという条件がありましたよ。(専業主婦が一人で参加しても手続きができないということです)

ステイ期間~正式譲渡まで

ステイ期間って?

1週間~2週間程度のお試し期間

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最初は緊張したけどすぐ慣れたよ

この期間では連絡先を交換して毎晩猫ちゃんのごはんの食べ具合・体重報告などをします。個人的な意見ですがステイ期間は猫との生活が初めての方にはとても良いシステムですよ!心配なことはすぐ聞けますから。あと「カワイイを共有できる相手」でもあります。今日はこんな動きをした、可愛かった、嬉しかった、などのろけちゃえますっ(*^-^*)ステイ期間が問題なく終了すると正式譲渡となります。

アレルギーでステイ期間中に断念する方もいます。猫を迎え入れたいと思ったら必ずアレルギー検査をしましょう!ステイ期間の繰り返しは猫にとってはストレスです。アレルギーの有無は検査で分かります。自分と猫のために必ず検査してほしいです。

正式譲渡には何が必要?

我が家の場合は住所や氏名(家族全員)の提出や書類記入でした。その書類に必ず去勢・避妊手術をするなど制約があります。ワクチンもですね。交換した連絡先は消さず、いつでも相談してくださいって言ってくれます(*^-^*)最初にケージやトイレなど貸してくれる譲渡会もあるのでその場合は綺麗に洗って消毒して返却です。医療費の一部負担金のお支払いも正式譲渡の手続きの時だと思います。

譲渡会によってルールは様々なので、何ヶ所か参加してみるのも良いと思います(*^-^*)

これも大事!

理解しておいてほしいのが譲渡会に参加する人はお客様ではありません。

なのでスタッフさんから、ペットショップの接客のような声掛けや積極的に猫を勧めてくることはありません。

↓↓正式譲渡時にいただいたミルクとキャンディーの保護時の写真です。

風邪をひいていたミルクとキャンディー。譲渡会にいる猫ちゃんは、みんな最初は風邪を引いていたり、怪我をしていたりします。そんな子たちを保護し、治療し、人馴れをさせてやっと譲渡会デビューです。もう二度と辛い思いをさせたくない。スタッフさんはそんな気持ちでいます。ですので安易に猫を勧めたりはしてきません。自分から積極的に声をかけ、気になることは質問しましょう!

今はこんなに大きくなりました(*^-^*)

娘作の猫の日常漫画に譲渡会の様子も描いていますので良かったら読んでみてください(^^♪

色々書きましたが、「やっぱりめんどくさそう」と思うかもしれません。
でも1度は譲渡会に行ってみてほしいです。
譲渡会にいる子に新しいお家が見つかれば、その譲渡会にまた新しい保護猫を入れてあげられます。
1度見に行くだけでも大丈夫です。
私も1度目はお話しだけして帰っています。何度も通う方もいます。
これから猫を家族にという方に、保護猫を迎え入れるという選択肢もあるということが一人でも多くの方に知っていただけると嬉しいです(*^-^*)