猫を迎え入れたら黒い耳垢が!これって病気?
今回は猫の耳垢が黒い時に考えられる病気や対応を、我が家の経験も交えて解説していきます(*^-^*)
猫の耳垢が黒い!
通常猫の耳垢は茶色です。
耳垢が黒い場合には何かしらの原因があるはずです。経過観察や自宅ケアなどの対応よりも動物病院に行きましょう。
猫の耳垢が黒い場合に考えられる原因
・耳ダニ
外猫だった子や外出する子など、外部との接触のある子は耳ダニに感染している場合があります。強い痒みを伴うのでしきりに耳をかく・頭を振るのどの症状が見られます。
・マラセチア
マラセチアは猫の皮膚の表面にいる真菌です。通常であれば問題を起こさないのですが、免疫の低下などにより過剰に増えると外耳炎などを引き起こします。痒みがあり皮膚が脂っぽい・赤みなどの症状が出ます。
その他にも、耳垢が出る場合には細菌感染やアレルギーなど、原因は様々です。
通常猫はあまり耳垢は出ません。多量に耳垢が出る・痒そう・匂いがある・などの場合には悪化する前に動物病院に行きましょう。自然治癒は難しいです。早期治療がなによりも大切です。
この記事では「耳垢が黒い場合」に重点を置き解説しています。
しかし細菌感染やアレルギーでも耳垢が出ます。黄色い耳垢や臭いのツンとした耳垢も外耳炎など、なにかしらの炎症が起きているサインです。
見過ごさず動物病院に行きましょう。
治療法
耳の洗浄をし、耳垢を採取・検査します。耳ダニが寄生している場合には駆除薬を投与します。マラセチア症の場合には抗真菌薬の投与をし、治療をします。このように耳垢の原因によって治療法は変わってきます。自然治癒・自宅ケアは難しいので動物病院に行きましょう。
我が家の場合
我が家は譲渡会での迎え入れです。譲渡時に「耳垢が出やすいので見える部分をお掃除してあげてください。」と伝えられていたので、耳の見えている部分のお掃除だけをしていました。しかし黒い耳垢があまりに多い気がしたため動物病院に行きました。
ちょっと見えにくいですが黒い湿り気のある耳垢が沢山出ていました。
自宅では赤丸部分の掃除をしていました。
♦家でのお掃除方法
写真の赤く囲んである部分をお掃除綿棒やシートで優しくふき取るだけで大丈夫です。獣医さんは奥の方までごっそり綿棒でとってくれますが、素人では耳を傷付けてしまう・耳垢を奥に押し込む可能性もあります。無理のない範囲でケアしてあげましょう。
お互いに耳掃除もよくしていました。
お腹を壊さないか心配もあって病院に行きましたが、心配ないとのことで安心しました(*^-^*)
予防のためにできること
♦耳垢が黒くならないために
完全室内飼いにすることで耳ダニは予防できます。
お散歩に行く子にはノミ・マダニの駆除薬を投与しましょう。
また、免疫力が低下しないよう総合栄養食をメインとした食事・適度な運動など、健康的な生活と環境作りをしましょう。
♦人間に移る?
人間への感染は稀です。しかし赤ちゃんやお年寄りなど免疫力が弱い人には注意が必要です。
家を清潔にし、みんなが快適に暮らせる空間を保ちましょう(*^-^*)
今はもうすっかり綺麗な耳です(*^-^*)